感じる。考える。生きる。

過去、現在、未来のあれこれ。日々のきらめき、ひらめき、気づき💫

「死」を意識したら見えたもの

よしもとばななさんのエッセイの中で

ハッとさせられた一節がある。

 

「家も物も家族も友達も、

死ぬときには何も持っていけない。

持っていけるのはいい思い出だけ。」

といったニュアンスの一節。

 

そうか、何もいらないや、と思った。

莫大な金額の貯金も

新築を建てることも

新車を買うことも

ブランドバッグも宝石も。

見栄のために身も心も削って

自分時間も家族時間も減らして…

一体、それは何になる?

と思ってしまった。

 

心も身体も健康で

自分を大切にできて

自分のやりたいことができて

大切なものを大切にする時間がある。

それだけで充分だと思った。

それがすべてだと思った。

 

そして、

私はいつか必ず死ぬのだから

時間は限られているのだから

「なるべくたくさんの

前向きなエネルギーを与えたい」

と思った。

 

発する言葉でも

記す言葉でも

私がする行動でも。

 

たくさんをたっぷり愛したい。

励ます言葉、癒やす言葉を発したい。

 

気づけて良かった。

残りの人生が半分以上あるうちに。

もう手遅れになる前に。