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祖母孝行【日記】

結婚のご祝儀のお返しに

祖母と叔母に旅行をプレゼントした。

 

コロナ禍もあり

今は亡き愛犬のお世話もあり

なかなか旅行に行けなかった祖母。

 

たくさんの写真が送られてきた。

祖母も叔母も楽しそうに笑っている。

お部屋にもお食事にも満足してくれた。

 

高齢の祖母とっては

最後の旅行になるかもしれない。

二人に思い出をプレゼントできて

本当に良かったな、と私が嬉しくなった。

 

それと同時に初めての気づきがあった。

初めて祖母に対する「感謝」が芽生えた。

 

色々と理由はあるが

事実、私は家族のことが好きではない。

もちろん祖母のことも嫌いだった。

 

世間一般にイメージする

「おばあちゃんと孫」の関係とは程遠い。

「優しくて大好きなおばあちゃん」

一度も思ったことがない。

「可愛い可愛い孫」

思われたことがないと思う。

 

それでも、思い返すと

シングルマザーで

仕事で忙しかった母の代わりに

私たちは何年も祖母に育てられた。

朝と夜、ほんの一瞬だけ

母の顔を見る、そんな暮らしだった。

 

寂しく心がカラカラだった私たちは

姉弟ケンカも激しかった。

祖母に対する態度も酷かった。

それでも祖母は私たちを育ててくれた。

 

私の進学時の引越し費用の何十万を

工面してくれたのは祖母だった。

私たち夫婦の結婚ご祝儀を

一番包んでくれたのも祖母だった。

 

旅行中の祖母の笑顔の写真を見て

きちんと感謝しよう、と初めて思った。

今回の旅行がいい思い出となり、

祖母孝行の1つになったら嬉しい。

 

私は「もてなした側」だけど

嫌悪という執着やフィルターを手放し

「感謝しよう」と前向きで

あたたかい感情が生まれ

私自身が受け取るものが多かった。

私自身が一歩前に進んだ。

『執着』『赦し』『解放』

 

私が持つ「嫌いフィルター」

を通して映っていた祖母の言動は

私の中に入る際にねじ曲がり

本意はそうではなかったことが

たくさんあるのかもしれない。

(祖母の件に限らず)

 

感謝とまた新たな学びを得たのだった。